パソコン無料回収の梱包方法|140cmサイズと20kg制限を守る完全ガイド
重量 ≤ 20kg
PC本体必須
50×40×35cm
合計125cm・15kg
60×50×40cm
合計150cm・25kg
サイズオーバーや重量オーバーは追加料金1,500円または回収拒否の原因になります。この記事では、確実に無料回収してもらうための梱包テクニックを詳しく解説します。
1. 梱包前の準備:必要な材料と道具
まずは梱包に必要な材料と道具を確認しましょう。適切な準備が、安全で確実な梱包の第一歩です。
丈夫で底抜けしないもの
無料入手可能
プチプチ・古布
衝撃吸収用
140cm制限確認
必須アイテム
20kg制限確認
家庭用でOK
幅5cm程度
底面補強用
箱の調整用
安全に注意
「上下注意」表示
太字で見やすく
滑り止め効果
安全作業用
段ボール箱の入手方法(無料)
・リンゴ箱、野菜箱が最適サイズ
・丈夫で底抜けしにくい
・店員に声をかければ快くもらえる
・早朝・夕方が狙い目
・大型商品の箱が豊富
・サイズバリエーション豊富
・新品同様の状態
・平日の午前中がおすすめ
・精密機器用で丈夫
・緩衝材も一緒にもらえる場合有
・配送日の午後が狙い目
・コピー用紙の箱も適サイズ
・近所の方に声をかける
・定期的に発生
段ボール箱選びのコツ
- 底面をチェック:重いものが入っていた箱は底が丈夫
- 角の状態確認:角が潰れていない箱を選ぶ
- サイズに余裕を:135cm程度に抑えて安全マージン確保
- 汚れ・匂いチェック:食品や化学薬品の箱は避ける
2. サイズ・重量制限の詳細解説
リネットジャパンの無料回収には厳格なサイズ・重量制限があります。制限を守らないと追加料金や回収拒否の原因になるため、詳しく確認しましょう。
制限項目 | 制限値 | 測定方法 | 超過時の対応 | 判定 |
---|---|---|---|---|
3辺合計サイズ | 140cm以内 縦+横+高さ | 最長部分を測定 メジャーで正確に 端数は切り上げ | 140cm以内なら 完全無料 | |
3辺合計サイズ | 140cm超過 141cm以上 | 1cmでも超過すると 制限違反 | 追加料金1,500円 または回収拒否 | |
重量 | 20kg以内 箱込み総重量 | 体重計で測定 本人+箱の重量 から本人体重を差し引き | 20kg以内なら 完全無料 | |
重量 | 20kg超過 20.1kg以上 | 0.1kgでも超過すると 制限違反 | 追加料金1,500円 または回収拒否 | |
PC本体 | 1台以上必須 デスクトップ・ノート | 壊れていてもOK 古い機種でもOK 電源不要 | PC本体があれば 無料対象 |
📐 サイズ制限の視覚イメージ
安全マージン:135cm以内に抑えることを推奨(測定誤差を考慮)
よくある測定ミス
- 凸部分の見落とし:取っ手や角の出っ張りも含めて測定
- 梱包テープの厚み:テープを巻いた後のサイズで最終確認
- 重量の段ボール分:空箱の重量(約0.5-1kg)も含める
- 緩衝材の重さ:新聞紙やタオルの重量も積算される
3. 基本的な梱包手順【ステップバイステップ】
PC1台+周辺機器の基本的な梱包手順を詳しく解説します。この手順に従えば、安全で確実な梱包ができます。
段ボール箱の底面補強
最重要作業:底抜けを防ぐため、底面に梱包テープを十字に貼り、さらに外周も1周巻いて補強します。重い機器が入るため、この作業は絶対に省略しないでください。
底面に緩衝材を敷く
箱の底に新聞紙やタオルを厚めに敷きます。厚さ5-10cm程度が目安。これで下からの衝撃を吸収し、配送中の破損を防ぎます。
PC本体の個別梱包
PC本体を新聞紙で包みます。ノートPCは液晶を閉じた状態で、デスクトップは側面パネルが下向きになるよう配置。角や出っ張り部分は特に厚めに包んでください。
PC本体を箱に配置
最も重いPC本体を箱の中央底部に配置します。箱の角に直接当たらないよう、緩衝材で調整してください。重心を低く保つことで運搬時の安定性が向上します。
周辺機器の配置
キーボード、マウス、ケーブル類をPC本体の周囲や上部に配置します。重いものは下、軽いものは上の原則を守り、隙間には緩衝材を詰めて機器同士がぶつからないようにします。
上面の緩衝材と封印
全ての機器を配置したら、上面にも緩衝材を敷き詰めます。箱を閉じた時に中身が動かない程度にしっかりと詰めてください。最後に上面を梱包テープで十字に封印します。
サイズ・重量の最終確認
メジャーで3辺を測定し、合計が140cm以内であることを確認。体重計で重量を測定し、20kg以内であることを確認。この確認を怠ると追加料金の原因になります。
注意書きの記入
箱の上面と側面に「精密機器」「上下注意」「壊れ物」をマジックで大きく記入します。配送業者への注意喚起により、丁寧な取り扱いが期待できます。
4. 複数台・大型機器の梱包テクニック
PC2台以上やプリンター等の大型機器を含む場合の上級梱包テクニックをご紹介します。制限内に収めるための工夫が必要です。
複数台PCの効率的配置方法
構成例 | 推奨配置方法 | サイズ目安 | 重量目安 | 成功率 |
---|---|---|---|---|
ノートPC×2台 | 2台を重ねて配置 間に緩衝材を挟む 周囲に周辺機器 | 50×40×30cm 合計120cm | 8-12kg 余裕あり | |
デスクトップ×1 ノート×1 | デスクトップを底部 ノートを上部に配置 隙間に小物 | 55×45×35cm 合計135cm | 15-18kg ギリギリ | |
デスクトップ×2台 | 推奨しない 重量・サイズ超過 分割梱包必須 | 60×50×40cm 合計150cm | 25-30kg 大幅超過 | |
PC1台+プリンター | PCを底部中央 プリンターを横配置 ケーブル類で隙間埋め | 60×40×35cm 合計135cm | 12-16kg 安全範囲 |
重量オーバー時の対処法
・2箱に分けて梱包
・各箱にPC本体を1台ずつ
・それぞれ無料回収対象
・追加料金なし
・CRTモニターは別途処分
・緩衝材を最小限に
・ケーブル類を厳選
・事前連絡が必要
・最終手段として検討
・分割の方が経済的
プロの梱包テクニック
- 重心の最適化:最も重いものを箱の中央底部に配置
- 隙間の活用:ケーブル類やマウスで隙間を効率的に埋める
- 形状の工夫:ノートPCは縦置きで省スペース化
- 保護の重点化:液晶画面とHDD部分は特に厚く保護
- 測定の精度:各段階でサイズ・重量をこまめに確認
5. よくある梱包失敗例と対策
実際に起こった梱包失敗事例と、それを防ぐための具体的な対策をご紹介します。同じ失敗を避けるために、ぜひ参考にしてください。
実際にあった失敗事例
失敗例1:サイズオーバーで回収拒否
「箱のサイズを測り忘れて、145cmの箱を使用。当日ドライバーに『規定サイズを超えています』と言われ回収拒否。急遽、小さい箱に詰め直す羽目になった。」
対策:梱包前に必ず箱のサイズを測定。135cm以内の箱を選択。失敗例2:底抜けで機器が破損
「重いデスクトップPCを入れたら、持ち上げた瞬間に底が抜けてPCが落下。液晶ディスプレイが割れてしまった。」
対策:底面を十字+外周の二重補強。重量分散のため緩衝材を厚く敷く。失敗例3:重量超過で追加料金
「PC3台を1箱に詰めたら25kgになり、追加料金1,500円を請求された。分割すれば無料だったのに...」
対策:20kg制限を厳守。複数台は分割梱包を検討。梱包前チェックリスト
箱のサイズ事前確認
空箱の3辺を測定し、合計135cm以内であることを確認(5cmの安全マージン)
PC本体の動作確認
壊れていても回収対象だが、データ消去が必要な場合は事前に電源確認
緩衝材の十分な準備
新聞紙1週間分程度、またはタオル5-10枚。不足すると保護不十分に
重量の事前見積もり
PC本体の重量を把握し、20kg制限内に収まるか事前計算
梱包テープの十分な準備
底面補強・封印用に最低でも3m以上。途中で足りなくなると危険
6. 特殊機器の梱包方法【個別対応】
一般的なPCとは異なる特殊機器の梱包方法を詳しく解説します。機器の特性に応じた適切な梱包が必要です。
機器名 | 特殊な注意点 | 推奨梱包方法 | 回収可否 | 備考 |
---|---|---|---|---|
液晶モニター | 画面割れリスク大 衝撃に非常に弱い | 画面を下向きに配置 厚い緩衝材で全面保護 「液晶注意」明記 | PC本体と同梱 | モニターのみは有料 1,500円 |
プリンター | インク漏れ注意 可動部の固定 | インクカートリッジ除去 トレイを閉じて固定 横倒し厳禁 | PC本体と同梱 | 大型機種は 分割梱包推奨 |
外付けHDD | データ消去必須 精密機器扱い | 個別に緩衝材で包装 PC本体から離して配置 衝撃吸収重視 | 小型家電対象 | 事前データ消去 強く推奨 |
スマートフォン | バッテリー膨張注意 個人情報保護 | 個別に小袋で包装 充電器と分離 小さな箱で保護 | 小型家電対象 | 必ず初期化実行 アカウント削除 |
CRTモニター | 重量25kg以上 サイズ大型 | 単独では回収困難 重量制限大幅超過 専用梱包必要 | 要事前相談 | 別途処分方法 検討推奨 |
液晶機器:画面保護を最優先、厚い緩衝材で360度保護
精密機器:個別包装後、さらに全体を緩衝材で包む二重保護
重量物:箱の底部中央配置で重心を安定化
小型機器:紛失防止のため透明袋で見える化
7. 梱包完了後の最終チェック
梱包作業の完了後、回収当日のトラブルを防ぐための最終チェックを行いましょう。この確認により、確実に無料回収してもらえます。
・3辺をメジャーで正確測定
・合計が140cm以内を確認
・測定値を記録・写真撮影
・1cmでも超過していたら再梱包
・体重計で正確測定
・20kg以内を確認
・0.1kgでも超過していたら軽量化
・複数回測定で確実性向上
・上面が十字でしっかり封印
・持ち上げても底抜けしない
・角部分も補強テープで保護
・「上下注意」「壊れ物」表示
・文字が見やすく記入済み
・複数面に記入で確実性向上
トラブル回避の最終確認リスト
PC本体の確認
必ずPC本体(デスクトップまたはノート)が1台以上入っているか確認。これがないと有料になります。
箱の持ち上げテスト
実際に箱を持ち上げて、底抜けしないか確認。重量バランスも同時にチェックします。
中身の音確認
箱を軽く揺すって、中で機器がガタガタ動く音がしないか確認。音がする場合は緩衝材を追加。
回収場所の準備
玄関先など、ドライバーが取りやすい場所に配置。重い箱を当日移動するのは大変です。
8. まとめ:確実に無料回収してもらうために
パソコンの無料回収において、正しい梱包は成功の鍵です。この記事で解説したポイントを守れば、追加料金や回収拒否のリスクを回避できます。
3辺合計140cm以内
安全マージン5cm確保
総重量20kg以内
体重計で正確測定
デスクトップまたはノート
壊れていてもOK
✅ 梱包成功のポイント
- 事前準備の徹底:適切なサイズの段ボール箱と十分な緩衝材
- 底面補強の確実実行:十字+外周の二重補強で底抜け防止
- 重心の最適化:重いものを底部中央に配置して安定性確保
- 緩衝材の適切配置:機器同士の衝突防止と衝撃吸収
- 測定の精度向上:各段階でサイズ・重量をこまめに確認
- 最終チェックの実施:回収当日のトラブル防止
⚠️ 絶対に避けるべき失敗
- サイズ未測定:140cm超過で回収拒否または追加料金
- 底面補強不足:底抜けによる機器破損
- 重量超過:20kg超過で追加料金1,500円
- PC本体なし:モニターのみ等は有料対象
- 緩衝材不足:配送中の破損リスク
梱包は「慎重すぎるくらいで丁度良い」です。サイズ・重量に5%程度の安全マージンを設け、緩衝材は多めに使用し、補強は念入りに行ってください。少しの手間で確実に無料回収してもらえ、追加料金のリスクも回避できます。