Apple製品を長く使っていると、必ず直面するのが「バッテリーの劣化」です。特にiPhoneやMacBookは毎日使うものだけに、充電の持ちが悪くなるとストレスを感じますよね。 「AppleCare+(AC+)に入っているから、いつでも無料…
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iPhoneバッテリー交換 FAQ完全ガイド:よくある質問20選(予約・時間・データ・料金・保証)
- 公開日:2025/11/9
- 最終更新日:
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「iPhoneのバッテリー交換、そろそろ考えないと…」
「でも、予約は必要なの? データは消えちゃう? 費用はいくら?」
iPhoneのバッテリー交換を考え始めると、次から次へと疑問が湧いてきますよね。大切なiPhoneを預けるわけですから、不安になるのも当然です。
この記事では、iPhoneのバッテリー交換に関してよく寄せられる質問20選を、Q&A形式でわかりやすくまとめました。
💡 バッテリー交換の疑問は「車検の疑問」
バッテリー交換は、車の「車検」や「タイヤ交換」に似ています。「どこでやるのが一番いいの?」「費用は?」「時間はどれくらい?」「預けている間に何かされない?」といった疑問が出るのは当然です。この記事は、そんなあなたの不安を解消するための「よくある質問集」です。
この記事を読めば、予約から費用、データ保護、正規店と非正規店の違いまで、あなたの疑問がすべて解決し、安心してバッテリー交換に臨むことができます。
I. 予約・時間・データに関するFAQ
まずは、修理の「手順」に関する基本的な疑問にお答えします。
Q1. 予約は必要ですか?
A: 正規店は「必須」、非正規店は「推奨」です。
正規店 (Apple Store / AASP)
予約が必須、または強く推奨されます。特にApple Storeへの持ち込み修理は、事前予約なしでは対応してもらえないケースがほとんどです。
非正規店
予約なしの飛び込み来店に対応している店舗も多いですが、予約客が優先されるため、待ち時間が発生する可能性があります。即日対応を希望なら予約が確実です。
Q2. 交換にかかる時間はどれくらいですか?
A: 持ち込みなら最短15分〜2時間、配送なら5〜10日です。
- 正規店(持ち込み): 最短60分から1〜2時間程度が目安です。カメラのキタムラなどでは最短1時間の即日仕上げが可能です。
- 正規店(配送修理): 約5〜10営業日かかります。(Q6参照)
- 非正規店(持ち込み): 最短15分〜30分程度で完了する店舗が多く、スピードが早いのが特徴です。
Q3. バッテリー交換でデータは消えますか?
A: 作業自体では消えませんが、「万が一」に備えたバックアップが「必須」です。
バッテリー交換作業自体で、意図的にデータが消去されることは基本的にありません。しかし、以下のリスクがゼロではないため、Appleも正規店も「バックアップは必須」と案内しています。
⚠️ データ消失の「万が一」とは?
- 作業中に予期せぬ故障が発見され、本体交換(整備品)になった場合(データは初期化されます)。
- 配送修理(Q18参照)で、プライバシー保護のために初期化が必須の場合。
- 非正規店で、作業ミスによる基板損傷やシステムエラーが発生した場合。
修理に出す前に、必ずiCloudまたはPCでバックアップを取りましょう。
💡 バックアップは「手術前の同意書」
バッテリー交換は「簡単な手術」のようなものです。医者(修理スタッフ)は「データ(記憶)は消しません」と言いますが、「万が一、予期せぬ事態が起きる可能性もゼロではないので、同意書(バックアップ)をお願いします」と言われます。バックアップは、あなたの大切なデータを守る唯一の保険です。
II. 料金・保証 (AppleCare+) に関するFAQ
費用や保証サービス「AppleCare+」に関する質問です。
Q4. AppleCare+なしでも無料で交換できますか?
A: できません。保証なしの場合は必ず「有償」です。
無料交換になるのは、以下の両方の条件を満した場合のみです。
- AppleCare+に加入中、または購入後1年間の製品限定保証期間内である。
- バッテリーの最大容量が「80%未満」に低下している。
保証が切れている場合(AppleCare+なし)、正規店での費用は機種によって異なり、iPhone 15シリーズで15,800円、iPhone SE(第3世代)などで11,200円程度(2025年時点)かかります。
Q5. バッテリー容量が85%でも無償交換できますか?
A: できません。有償交換となります。
⚠️ 無償交換の基準は「80%未満」のみ
AppleCare+加入者であっても、無償交換の条件はバッテリー容量が80%未満(79%以下)であることが、Appleの検査で確認される必要があります。
80%以上(85%など)であれば、Appleの認識では「正常な状態」であり、交換を強く希望する場合は「お客様都合」となり、有償での交換となります。
Q7. バッテリー交換後、元の性能に戻りますか?
A: 「充電の持ち」は新品同様に回復します。「動作速度」も改善が期待できます。
バッテリー劣化が原因で発生していた「充電の持ちの悪さ」や「突然のシャットダウン」は、交換によって確実に改善されます。
💡 バッテリー交換は「タイヤ交換」
バッテリー交換は、車の「すり減ったタイヤ」を新品に交換するようなものです。走行距離(バッテリーの持ち)は新品同様に回復します。また、タイヤがすり減っていたせいで出ていた「走行のブレ(突然のシャットダウン)」も治まります。
ただし、エンジン自体(基盤やOS)が古くなっていれば、車(iPhone)全体の動作が新車同様にサクサク戻るとは限りません。
(※質問番号は元記事の構成に基づきQ7としています)
Q11. バッテリー交換の費用の目安はいくらですか?
A: 正規店では約11,200円〜19,400円、非正規店では約3,500円〜9,980円が相場です。
Apple正規店(保証対象外)
約11,200円 〜 19,400円 (税込)
機種により価格が異なります(例:iPhone SE 第3世代 / ¥11,200、iPhone 15 Pro / ¥15,800)。高品質な純正部品が保証されます。
非正規店
約3,500円 〜 9,980円 (税込)
正規店より安価な傾向にありますが、使用されるのは互換バッテリーであり、店舗や品質によって価格が大きく変動します。
(※質問番号は元記事の構成に基づきQ11としています)
Q13. 交換回数に制限はありますか?
A: ありません。条件を満たせば何度でも交換可能です。
Appleが提供する保証の適用条件(AppleCare+加入中で最大容量が80%未満など)を満たしている限り、無償交換の回数に上限はありません。有償交換であれば、当然ながら何度でも可能です。
Q17. AppleCare+は2年以上経っても無料交換できますか?
A: はい、AppleCare+の「契約期間中」であれば可能です。
AppleCare+を契約中のデバイスであれば、契約期間中は何年経っていても(例えば月払いプランで3年目でも)、バッテリーの最大容量が80%を下回っていれば交換修理は無料です。
III. 正規店 vs 非正規店・自力交換に関するFAQ
「どこで交換するか」は最大の悩みどころです。保証やリスクに関する質問にお答えします。
Q8. 非正規店で交換した場合、Appleの保証は継続しますか?
A: いいえ、原則としてAppleの公式保証はすべて「無効」になります。
⚠️ AppleCare+や製品保証は失われます
非正規店はApple認定ではない互換部品を使用し、iPhoneを分解します。これはAppleから見れば「改造」にあたり、その時点でAppleCare+を含むすべての公式保証が無効になる可能性が非常に高いです。安易な非正規店での修理は、将来的なサポートを失うリスクを伴います。
💡 非正規修理は「メーカー保証付きの車を改造する」こと
メーカー保証が残っている新車を、街の非公認ショップでエンジン改造(バッテリー交換)するようなものです。その瞬間にメーカー保証は無効となり、今後エンジン(バッテリー)以外の場所(例:基板)が故障しても「改造品」として正規のサポートを拒否されるリスクがあります。
Q9. 自分でバッテリー交換できますか?
A: 可能ですが、リスクが非常に高く、絶対に推奨されません。
⚠️ DIY修理(自力交換)の深刻なリスク
iPhoneは精密機器の塊です。専門知識や専用工具なしで分解すると、以下のような致命的なトラブルを招きます。
- 内部ショートによる発火や事故
- 基板や他のパーツ(画面、Face IDセンサーなど)の破損
- 無事に交換できても電源が入らない、リンゴループになる
- もちろんAppleの保証はすべて無効になります。
数千円を節約しようとして、数十万円のiPhoneを「文鎮」にしてしまう危険性があります。
Q10. 非正規店で交換したら、下取りに影響はありますか?
A: はい、大幅に影響します。減額や「下取り拒否」の可能性が高いです。
非正規部品(互換バッテリー)が使われている場合、iPhoneの買取や下取りの査定で「改造品」とみなされ、大幅に減額されるか、買取不可となる可能性が高いです。「不明な部品」の警告(Q14参照)が出ている場合は特に厳しく査定されます。
正規店での純正バッテリー交換であれば、下取り価格への影響は(劣化していた状態より)むしろプラスになるか、影響は少ないです。
Q14. 非正規店で交換すると「不明な部品」と表示されますか?
A: はい。iPhone XS以降のモデルでは、ほぼ確実に表示されます。
iOSは、バッテリーがApple純正品かどうかをシリアル番号で認識しています。iPhone XS以降のモデルで純正品でない互換バッテリーに交換した場合、iOSによって「不明な部品」という警告メッセージが修理履歴に表示されます。
これにより、設定アプリでの「最大容量」の表示が出なくなることもあります(ただしiOS 18.1以上であれば表示される可能性が確認されています)。
Q20. カメラのキタムラでの交換時間は?
A: 最短1時間程度での即日対応が可能です。
カメラのキタムラはApple正規サービスプロバイダ(AASP)です。ユーザーの口コミによると、Web予約と事前準備(Q15参照)を徹底していれば、受付から完了まで25分〜40分程度で終わったという事例もあります。ただし、予約がない場合や混雑時は待ち時間が長くなる可能性があります。
IV. 事前準備・交換後のトラブルに関するFAQ
修理前後に知っておくべきこと、万が一のトラブルに関する質問です。
Q6. 配送修理と持ち込み修理、どっちが早いですか?
A: 圧倒的に「持ち込み修理」が早いです。
持ち込み修理 (正規店/非正規店)
最短15分〜2時間程度
目の前で、またはその日のうちに作業が完了します。すぐにiPhoneが手元に戻ってくるのが最大のメリットです。
配送修理 (正規店)
約5〜10営業日
Appleのリペアセンターへの配送・返送に時間がかかります。その間、手元にiPhoneがなくなるため、代替機が必要です。
(※質問番号は元記事の構成に基づきQ6としています)
Q12. バッテリー交換の最適な時期はいつですか?
A: 「最大容量80%未満」または「体感的な不満」が出た時です。
- 数値の目安: Appleが交換を推奨する「最大容量80%未満」になったとき。
- 体感の目安: 「1日充電が持たなくなった」「突然シャットダウンする」「端末が異常に発熱する」といった症状が出た場合。
💡 交換時期は「タイヤのスリップサイン」
「最大容量80%」は、タイヤの溝が減って「スリップサイン」が出た状態です。まだ走れるかもしれませんが、安全(快適な使用)のために交換が推奨されます。また、サインが出ていなくても「最近よく滑る(突然シャットダウンする)」と感じたら、それは交換の時期です。
Q15. バッテリー交換前に必ずすべきことはありますか?
A: 「バックアップ」「iPhoneを探すをオフ」「残量30%以下」の3点です。
交換前の必須準備リスト
- データのバックアップ (必須)
iCloudまたはPC (iTunes/Finder) で、万が一のデータ消失に備えて必ずフルバックアップを取ってください。(Q3参照)
- 「iPhoneを探す」をオフにする (必須)
この機能がオンだと、セキュリティロックがかかり修理作業ができません。正規店では受付を拒否されます。必ずApple IDとパスワードを確認し、オフにしてください。
- バッテリー残量を30%程度まで減らす
安全に作業を行うため、特に正規店ではバッテリー残量を減らしておくことが推奨されています。
Q16. 交換後も充電の減りが早いのはなぜですか?
A: 「互換品の品質不良」または「本体の基板故障」の可能性があります。
主な原因として、以下の2つが考えられます。
- 互換バッテリーの品質問題(非正規店の場合): 交換に使用された互換バッテリー自体の品質が悪く、十分な性能が発揮できていない。
- 本体基板の故障(漏電): バッテリーではなく、iPhone本体の基板が故障(漏電)しており、常に電力を消費している。
交換直後は、新しいバッテリーがシステムに最適化されるまで(キャリブレーション)、一時的に表示が不安定になる場合もあります。
💡 交換後も減りが早いのは「バケツの穴」
バッテリー交換は「水を入れるバケツ(バッテリー)」を新品にする作業です。それでも水(充電)がすぐ無くなる場合、考えられるのは「新品のバケツが不良品(互換品不良)」だったか、「バケツの底に穴が空いている(基板の漏電)」かのどちらかです。
Q18. 正規店の配送修理はデータ初期化が必要ですか?
A: はい、ユーザー側での「初期化(データ削除)」が必須です。
Appleの配送修理は、ユーザーのプライバシー保護を目的として、デバイスがリペアセンターに到着する前に、ユーザー自身で初期化しておくことが求められます。そのため、バックアップは絶対に必要です。
Q19. 正規店での修理は本体交換になることもありますか?
A: あります。特にバッテリー膨張時は可能性が高いです。
⚠️ 本体交換のリスク
バッテリー交換を依頼しても、診断の結果、バッテリー以外の損傷(例:バッテリー膨張で画面が浮いている、画面割れ、基板の不具合など)が確認された場合、Appleの安全基準に基づき、バッテリー交換(部品修理)ではなく本体交換(整備品)での対応となる可能性があります。
本体交換となった場合、もちろんデータは残りません(初期化されます)。
まとめ:バッテリー交換の疑問解決
iPhoneのバッテリー交換に関する、よくある質問20選を解説しました。
- [準備]
「バックアップ」と「iPhoneを探すをオフ」は、正規・非正規問わず必須です。
- [場所]
「正規店」は高価ですが「安心・純正・保証継続」。「非正規店」は「安価・高速」ですが「保証失効・下取り不可・品質」のリスクがあります。
- [料金]
AppleCare+に加入中で最大容量80%未満なら無料。それ以外は有償です。
- [時間]
「持ち込み」なら最短15分〜2時間。「配送」なら5〜10日かかります。
あなたのiPhoneの使い方、保証の有無、予算、そして許容できるリスクを考慮して、最適な交換方法を選びましょう。

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