リビルド品(再生部品)は、修理費用を抑えるための優れた手段の一つです。特に、車の修理ではよく利用されますが、車以外の領域でもリビルド品が存在し、活用されています。以下に、リビルド品の利点と、それが適用される領域について説明します。 リビルド…
オルタネーター(ダイナモ)はリビルド品で修理すると安い!中古車のセルが回らない故障原因はコレ
- 公開日:2024/12/9
- 最終更新日:2024/12/16
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中古車を購入した後や、長年使っている車で「セルが回らない」という症状に悩まされることがあります。その原因として最も多いのが「オルタネーター(ダイナモ)」の故障です。今回は、オルタネーターの役割とその故障がもたらす影響、さらにリビルド品での修理方法について詳しく解説します。
1. オルタネーターとは?
現代の自動車では、発電機の役割を果たす部品は「ダイナモ」ではなく「オルタネーター」と呼ばれています。オルタネーターはエンジンの回転を利用して発電し、車の電装品に必要な電力を供給します。これにより、車内の電気機器やライト、エアコンなどが安定して動作します。
2. オルタネーター故障が引き起こす症状
オルタネーターが故障すると、「セルが回らない」といった症状が現れます。これは、オルタネーターがバッテリーを充電しなくなり、電力が不足することによってバッテリーが放電してしまうためです。オルタネーターの故障は、走行中のエンストや異音、電装品の動作不良など、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。
3. オルタネーターの故障原因と症状
オルタネーターの故障原因としては、ベルトの摩耗、ベアリングの磨耗、整流器の故障などが挙げられます。故障が進行すると、セルが回らないだけでなく、走行中にエンジンが止まったり、車内で異音が発生することがあります。
これらの症状が現れた場合、オルタネーターの点検・修理が必要です。放置するとバッテリーの寿命が短くなったり、車両の他の部品に悪影響を及ぼす可能性があります。
4. リビルド品での修理が安価でおすすめ
オルタネーターが故障した場合、リビルド品を利用した修理方法がコストパフォーマンスの良い選択肢となります。リビルド品は、高度な技術で再生され、新品同様の性能を発揮しますが、価格は新品に比べて安く抑えられるため、経済的です。
リビルド品の利点
- 安価: 新品のオルタネーターよりも、リビルド品の方が費用が抑えられます。
- 新品同等の性能: 高度な技術で再生されたリビルド品は、性能が新品とほぼ同じです。
- 環境に優しい: 再利用可能な部品を使用しているため、環境への負担が少ないです。
リビルド品の品質
リビルド品の品質には差があります。中には、耐久性が新品に劣る場合や、信頼性が低い製品も存在します。安価なリビルド品を選ぶ際は、信頼できる業者から購入することが重要です。品質保証があるリビルド品を選ぶことをおすすめします。
5. オルタネーターの修理にかかる費用の目安
オルタネーターの修理費用は車種や故障状況、使用する部品によって大きく異なりますが、一般的な目安として以下のような費用がかかります。
- 新品オルタネーター: 2万円~5万円(部品代+工賃)
- リビルド品オルタネーター: 1万円~3万円(部品代+工賃)
これらの費用はあくまで目安であり、車種や故障状況によって大きく変動することがあります。高級車や特殊な車種の場合、修理費用が大幅に高くなる可能性があります。
費用に影響を与える要素
- 車種: 車種によってオルタネーターの構造や取り付け位置が異なるため、作業時間や費用に差があります。
- 部品代: 新品、リビルド品、中古品など、使用する部品によって費用が大きく変わります。
- 工賃: 修理工場の立地や技術力、作業時間によって工賃が異なります。
- 故障状況: オルタネーター交換だけでなく、周辺部品の損傷や配線の修理が必要な場合は、追加費用がかかります。
6. 費用を抑える方法
オルタネーターの修理費用を抑える方法として、以下の選択肢があります:
- 複数の業者に見積もりを取る: 複数の修理工場に見積もりを取って比較することで、最もコストパフォーマンスが良い修理を選べます。
- 中古品を利用する: リビルド品よりさらに費用を抑えたい場合は、中古品を利用することも可能です。ただし、耐久性や保証については十分に確認する必要があります。
- DIY(自分で修理): 車の整備に自信がある方は、自分でオルタネーターを交換することもできますが、専門知識と安全対策が必要です。
7. その他の費用
オルタネーター交換には、以下の追加費用が発生することがあります:
- ベルトやボルトの交換: オルタネーターの交換に伴い、ベルトやボルトなどの消耗品も交換する場合があります。
- 出張修理費用: 出張修理を依頼する場合、出張費が別途かかることがあります。特に遠方の場合は、出張費用が高額になることがあります。
オルタネーター故障の具体例
オルタネーターが故障すると、車の電装系にトラブルが発生し、いくつかの症状が現れます。これらは、車の安全性や運転に直結する問題を引き起こすことがあります。特に注意すべき影響は以下の通りです。
1.1 車が動かなくなる
オルタネーターが故障すると、バッテリーが充電されないため、最終的にはバッテリーが完全に放電してしまいます。バッテリーが切れると、車のエンジンが始動しなくなり、走行中にエンジンが停止する恐れがあります。この状況に遭遇すると、車が突然動かなくなる恐怖感を抱くことになります。特に、走行中にエンジンが止まることは非常に危険であり、停車する場所によっては事故のリスクも高まります。
1.2 夜間のライトが急に消える
オルタネーターは、車のライトにも電力を供給しています。故障すると、ライトが急に暗くなったり、消えてしまうことがあります。特に夜間走行中にライトが消えると、視界が悪くなり事故の原因となる可能性があるため、早期に修理が必要です。
1.3 車内機器が動かない
オルタネーターが故障すると、車内のエアコン、オーディオ、ナビゲーションシステムなどの電装機器が動作しなくなることもあります。これにより、快適な運転ができなくなり、非常に不便を感じることがあります。
1.4 バッテリー警告灯の点灯
オルタネーターが故障すると、車のダッシュボードにバッテリー警告灯が点灯することがあります。この警告灯が点灯した場合は、バッテリーが充電されていないことを意味しており、オルタネーターの故障が疑われます。
1.5 スモークや異音の発生
オルタネーターの故障によって、内部の摩擦やショートが発生すると、異音やスモークが出ることがあります。これが発生した場合は、すぐに車を停止させて修理工場に持ち込むべきです。
これらの症状が現れた場合は、早急にオルタネーターの点検・修理を行うことが重要です。
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IT企業に就職後、フリーランサーとして独立、パソコン修理、業務用エアコン修理を経験して格安修理本舗を作成しました。
田舎の学校に通っていたので5キロくらいの距離を往復して自転車のパンク修理にはお世話になりました。
スマホはiPhoneを使っておりバッテリー交換などを修理店に依頼して直してもらったことがあります。