パソコンの電源が入らなくなった際には、以下の対処方法を試してみることができます。順を追って確認していくのが一般的です。
基本的な確認
- 電源ケーブルの接続を確認:
電源ケーブルが正しく接続されているか、コンセントが生きているか確認します。別のコンセントで試してみることも有効です。
- 電源ユニット(PSU):
PSUが故障している可能性があります。もし可能であれば、別の電源ユニットで試してみます。
ハードウェアのチェック
- バッテリーチェック(ノートパソコンの場合):
もしノートパソコンなら、バッテリーを外してACアダプターのみで起動を試みます。バッテリーが原因の場合、交換が必要かもしれません。
- CMOSのリセット:
CMOSバッテリーを取り外して数分待ち、再度挿入します。これでBIOS設定がリセットされ、起動できる場合があります。
- RAMの抜き差し:
RAMを一度外し、きれいにしてから再度挿入します。RAMが原因で起動しないことがあります。
ソフトウェアの問題対処
- セーフモードでの起動:
起動時にF8キーを押してセーフモードを選べる場合、そこから正常に起動できるか試します。起動する場合は、ソフトウェアの問題が疑われます。
BIOS/UEFI関連
- BIOS/UEFIのリセット:
CMOSクリアジャンパーを使用してBIOS/UEFIをリセットするか、先述のCMOSバッテリーの抜き差しで設定をリセットします。
- BIOS/UEFIのアップデート:
起動できない場合であっても、起動ドライブの優先順位を変更するために、一度BIOSに入れることができれば、設定を調整することが可能です。
その他の対処法
- 電源ボタンのチェック:
内部の電源ボタンが壊れているかもしれません。ケースを外して、電源ユニットのパワーオンボタンを直接押してみます。
- 冷却ファンの確認:
ファンが回る音がしない場合は、電源が入っていない可能性があります。逆に、ファンが回るが画面が表示されない場合は、別の原因が考えられます。
- マザーボード表示灯の確認:
多くの現代のマザーボードには診断用LEDが付いています。これを使って、どの部分に問題があるかを確認できます。
最終手段
- 修理業者への持ち込み:
これらの方法で問題が解決しない場合は、専門の修理業者に診断してもらうのが良いでしょう。電源ユニット、マザーボード、CPUなど、より深いレベルの問題が原因である可能性があります。
- データ救出:
データが必要な場合は、上記の方法を試みる前に、データのバックアップや救出を考慮してください。電源が入らない状態でも、専門のデータ復旧サービスがデータを取り出すことができる場合があります。
これらの対処法を試す際には、静電気対策を忘れず、作業中はパソコンをコンセントから抜くなど、安全に取り扱うことが重要です。
IT企業に就職後、フリーランサーとして独立、パソコン修理、業務用エアコン修理を経験して格安修理本舗を作成しました。
田舎の学校に通っていたので5キロくらいの距離を往復して自転車のパンク修理にはお世話になりました。
スマホはiPhoneを使っておりバッテリー交換などを修理店に依頼して直してもらったことがあります。